日本茶の茶器は、お茶の種類や楽しみ方により、様々な道具があります。
ここでは、代表的な茶器をご紹介させて頂きます。
当店では、茶道を楽しむ方用の専用の茶道具も各種取り揃えておりますので、
ご用命の際には、お声掛け下さい。
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【茶筒(ちゃづつ)・茶合(ちゃごう)】 |
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【急須】 |
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【茶碗(ちゃわん)・茶托(ちゃたく)】 |
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【抹茶道具】 |
日本茶をより楽しむために、茶器にもこだわってみませんか?
そこで、『日本茶をより楽しむために…茶器をもっと知ろう講座』と致しまして、
今後、少しずつですが、茶器についてのあれこれをご紹介してまいります。
■第1回 焼き物の原産地を知ろう
茶器と言えば、焼き物の急須やお茶碗を思い浮かべる方も多いと思います。
ここ栃木県の益子焼をはじめ、日本全国で様々な地域で焼き物の茶器が作られております。
代表的なところですと…
この様な感じになります。産地が違えば、当然、原材料である土の性質も変わってきますし、
更に、その土地、土地で長い年月を通じて築き上げられてきた伝統的な製法などが加わり、
現在に至るまでに、様々な種類の茶器が誕生してまいりました。
各産地毎の詳細な説明は、ここでは割愛させて頂きますが、ご興味のおありの方はこちらに、
全国の焼き物の産地や特長などが詳しく掲載されていますので、ご参照下さい。
※参照元:日本セラミック協会HP
■第2回 陶芸家について知ろう
焼き物は、一つ一つ窯で焼かれて出来上がります。
そして、その全ては制作者である陶芸家の方々が作っているのです。
全国には、たくさんの陶芸家の方々がいらっしゃいます。
その中でも、当店が長年取り扱っている作家の作品達をご紹介してまいります。
友仙
【左から15,000円(税込) 12,000円(税込) 25,000円(税込) 10,500円(税込)】
『友仙』は、江戸時代より六古窯の一つとして長い歴史と伝統を築いてきた焼き物の町、
愛知県常滑市の代表的な陶芸作品です。
3色の粘土を混ぜることにより、独特な表現を見せる『友仙』。
表面をカットした際に現れる、万華鏡のような複雑な柄が、見る人を魅了致します。
また、初代友仙(現在は2代目)は、現在ステンレスで作られている籠網のモデルとなる
茶漉しを陶器でつくりあげ、そのアイデアで独創的な型の急須を考案しました。
酔月
【箱入り 50,000円(税込)】
三重県四日市市に窯を構える『酔月』。全面に彫られた、繊細な模様が、印象的です。
初代醉月(鋼三郎)(明治2年〜昭和5年)が郵便局長退官後、木型萬古を製作、趣味の俳句の号を、
急須に印したところから始まり、二代醉月(源)(明治34年〜平成2年)は、四日市無形文化財指定、
県民功労賞受賞、四日市市文化功労者表彰など、功績を称えられ、そして現在は、三代醉月(洋)
(昭和19年〜)が脈々と伝統と独自の技法を継承、進化させております。
四日市萬古焼 醉月陶苑WEBサイト
間野舜園
【40,000円(税込) 40,000円(税込)】
現代常滑の工芸急須の最高峰『間野舜園』
舜園自ら彫り上げた、繊細な模様がとても魅力的な作品です。
現在は、二代目舜園が初代舜園の跡を継ぎ茶器の製作をしています。
初代舜園は、東海道彫、金剛山彫等彫刻急須で常滑の朱泥急須の趣味性を広げました。
二代目舜園は、独自のセンスで初代とは違った新たな急須茶器の世界を構築しています。
伊呂久
【左から12,600円(税込) 70,000円(税込)】
三重県四日市市の四日市萬古焼の『伊呂久』。
ダイヤカットと呼ばれる仕上げ技術も伊呂久窯のオリジナル。
非常に手のかかる仕事で、1つの急須を仕上げるのに半日かかることもあります。
その輝きと土とは思えない美しさは、見る人も使う人をも魅了します。
萬古陶磁器工業協同組合『伊呂久窯』紹介ページはこちら
昭陽(伊藤昭陽)
【左から18,000円(税込) 18,000円(税込) 18,000円(税込)】
常滑焼の名工、伊藤昭陽の作品です。
一面に描かれた菖蒲が何とも見事な逸品です。
昭陽の急須の特徴はインロー蓋です。インロー蓋のインローとは、
元々は印籠から来ており、蓋と本体がぴったり面一になるのが特徴です。
また、昭陽の作品のもう一つの特徴は、泥の貼り付けによる立体的な表現の美しい柄です。
緑泥の窯変いぶし焼を用いて落ち着いた雰囲気を作り出します。
■第3回 値段も高いものからお手頃なものまで…その理由を知ろう
数百円から、数万円、数十万円、更にはそれ以上も…。
茶碗や急須の値段は様々です。しかし、適当に値段をつけている訳ではありません。
では、一体、どんな理由でこんなにも価格が違ってくるのか?
今回はその部分のご説明をさせて頂きます。
◆大量生産か手作業か
わざわざ解説するほどのことではありませんが、やはり大量生産か手作業で制作されたかで、
価格は大幅に変わってきます。作家が一品一品作り上げた急須は、その分どうしても価格は、
大量生産品よりは高くなってきます。しかし、その分デザインや形状、素材や手触りなど、
一つ一つが作り手の思いがぎゅっと詰まった、こだわった作りになっています。
◆茶漉しに注目してみよう
現在では、ステンレスで作られている茶漉しですが、こちらを陶器でつくりあげる手法もあります。
急須は熱いお湯を入れますので、どうしても金属だとお茶の味にも微小ながらも影響してきます。
そこで、手はかかっても、美味しいお茶を楽しんでもらうために、茶漉し部分も陶器で作る訳ですが、
当然、その行程分はどうしても価格に反映されてきてしまいます。
◆こだわりぬいたデザイン性
華やかな絵付けが施された作品、こだわりのカット技術でデザインされたフォルム、存在感を主張する
彫が刻まれた物まで、作家が作り上げる作品達は、そのデザインに注目してみても、一つ一つの作品が
どれもこだわりぬいたデザインで世に出されます。その分もやはり価格に反映されてきているのです。
■第4回 色々な茶器…茶缶のご紹介
お茶は茶葉を毎回飲む分だけ使用するので、保存しておくのに何らかの入れ物を使用します。
お茶を保存しておくこの『茶缶』にも、現在では様々な種類の物が登場しております。
ただ保存の容器としてではなく、見た目も楽しくなるような茶缶や、機能性に優れた物まで、
色々な茶缶をこちらでも少しだけご紹介致します。
※当店でも茶缶は多数お取扱いしておりますが、店頭に無い物も一部御座います。
気になる茶缶が御座いましたらお声掛け下さい。お取り寄せ可能かメーカーに確認させて頂きます。
【各種日本茶】・各種煎茶・玉露・くき茶・ほうじ茶・玄米茶(抹茶入)・粉茶・番茶・抹茶
・ティーバッグ・徳用・業務用茶
【各種ギフトセット】・各種お茶ギフト・海苔ギフト・各種詰合せ・内祝・御祝・御仏事
【その他商品】・海苔・佃煮・ふりかけ・茶菓子
【茶器・茶道具・茶香炉】・茶筒・茶合・急須・茶碗・茶托・抹茶道具(抹茶茶碗、茶筅、
茶杓、他)・茶香炉