能「融」の後半の セリフ、所作、お囃子に合わせて舞う早舞、キリの仕舞を丸1年かかって稽古し、
本番は、東京 青山の 銕仙会能楽研究所。
お囃子(笛 大鼓 小鼓 太鼓)と地謡はプロの方々!本番はかなり緊張しましたが、思ったよりは上出来♪♪
プロと一緒に舞台に上がるため、個人での撮影は禁止!専門の方が撮ったものを購入しました。
☆ 能“融”のあらすじ
旅の僧が、京 六条河原院に立ち寄った時 汐汲みの老人に出会う。
僧が、こんな所に汐汲みがいるのは不自然と言うと、ここは融の大臣が
陸奥の塩釜の風景を模した所なので不思議ではないと言い、融のこと、
この近辺の名所を教えたりして、消え失せた。
夜になり、月の光と共に 若い貴公子の姿で現れ、舞を舞い消え失せる。
融は、嵯峨天皇の皇子ですが、源姓を賜り 源融(みなもとのとおる) として臣籍に降下。
塩釜の風景を愛し、六条の邸内に それを模した庭を造ってしまいました。
陸奥の国の役職についたが、実際は行っていないという説もありますが、縁があるようです。
『陸奥のしのぶもぢずりたれゆえに 乱れ染めにしわれならなくに』
恋する女性を思い、しのぶずりの模様のように心が乱れるのは君のせいだよ…という歌。
しのぶずりは、福島県信夫地方に伝わる 染め物で、忍ぶ草の汁を石の上に置いた布に擦り付けて
模様を浮き出させるものだそうです。
融は、光源氏のモデルといわれているので、イケメンの恋多き貴公子だったのでしょうね〜。
こちらが、ネジ花 もぢずり
ねじれて咲く花を 恋に悩み身をよじる姿を重ねたのか?それにしては 可愛すぎる花…。
岸会計事務所 税理士 岸広と日本茶専門店神山園 店主による演目『鞍馬天狗と猩々』です。
当店ブログ『神山園ブログ』において、
日々の能の活動日記を定期的に更新しております。
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こんにちは!!店主の娘です(娘と言っても半世紀ほど生きていますが…)
趣味で 観世流の謡と仕舞を習っています。
私たちの会は、鹿沼にて50年以上続いている会で、能楽師の方をお招きして稽古をつけていただいています。
現在は、観世流銕仙会所属の柴田稔先生にご指導いただいています。
月2日の稽古のほか、1月・8月にはおさらい会があり 各々何らかのお役について、何番かの謡を発表します。
仕舞を習っている人は、仕上げて発表します。
その他、2年に1回、東京で発表会があります。この時は、地謡や囃子方など、プロの方がついてくださるという、
ちょっと大がかりなものです。
鹿沼には、観世流の他に、宝生流、喜多流の会もあり、秋の文化祭と正月の初謡は、三流合同で行われます。
少々高齢化が進んでいますが、先輩方のお姿を拝見するたびに、頑張らなければと思います。
写真は、2012年に東京で『花月』という能の舞囃子をさせていただいたときのものです。
花月という喝食(かっしき、禅寺で修行する半俗半増の少年)が、春の清水寺の境内で羯鼓(かっこ)という
小さな太鼓を打ちながら舞を見せる場面です。
この羯鼓は、お亡くなりになった 前の先生が作られた物ということで、ありがたく使わせて頂きました。
※能『花月』
七歳の息子が行方不明になったため、父は出家し僧となり 住まいする筑紫を旅立つ。
諸国行脚し、ある年の春 京都 清水寺に詣でると、花月という喝食が、小歌を謡い 弓の芸を見せ
曲舞を舞う。それを見た僧は この少年が行方不明のわが子と気づき、親子であることを告げる。
花月は喜び、羯鼓を打ち 簓(ささら)をすって舞いながら 七歳の時天狗にさらわれてからの次第を物語る。
その後、親子一緒に 修業の旅に出る。
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■能楽師・柴田稔 Blog
大変お世話になっている能楽師・柴田稔先生のブログです。
ブログでは、先生の活動の様子や、能や歴史、日本文化についても分かり易く紹介されてます。
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